指輪物語
オークションやアマゾンでは誰も入札されなかったり破格で売られてる商品があって、そういう商品を見つけると「これは助けなければ」と思って購入してしまうことがあります。今回救出したのは、映画にもなったトールキンの「指輪物語」のボードゲーム。
怒濤の7割引きで購入
作者はライナー・クニツィアというドイツで最も成功している人気のゲームデザイナー。ゲーム中に絶妙なジレンマを仕込むのが得意とするデザイナーで、ファンからは「クニツィアジレンマ」と呼ばれています。舌を噛みそう。
アラゴルンかガンダルフでヒーローしようと思ったのに、プレイヤーとして選べるのがホビットだけで残念。フロドとマイキー、じゃなくてサムを選んでゲームスタート。多人数で協力するゲームで、指輪を破壊できたら勝利、サウロン(悪玉)に捕まれば負けというゲーム。ガンダルフとバルログの対決シーンが描かれているボードがかっこいい!
悪いイベント(日時計)ばかり発生して手札がほとんどない状態に。手札を補充したいが、手札を補充すると悪いイベントが起こる可能性が高まるのであまり引きたくないのだ。かといってカードを補充しないと、後半ジリ貧になって手詰まりする。写真上のボードが誘惑ラインといって、悪い事が起こるたびにホビットかサウロンがどんどん近づいていく。サウロンに捕まったらゲームオーバーだ。
アラゴルン老けてないか…。
ヘルム峡谷。日時計を引きまくり、エオメルの騎士がこなくてボロボロになる。原作よりひどい。そして指輪に誘惑されまくるフロドとサム。
フロドはどこを見てるのか…。
サウロンとの距離は、もはや目と鼻の先。ゴクリを上手に使ったり、ガンダルフを助けを呼んだりして猛攻を防ぐ。シェロブの巣をなんとかクリアするが…。
がーん。ライフトークンが足りず指輪の誘惑に負ける。サウロンの勝利。
序盤は1手が軽いが、後半になるにつれ1手1手が重くなる。厳しいルールも原作にマッチしているし、あまり華はないけど完成度は高いゲームだと思いました。最初に書いたけど、あまり売れなかったみたいで、オークションやアマゾンや楽天でかなり安く買えるのでオススメ。楽天で999円とか見るたびに「これは助けなければ」と思って追加で買いたくなります。
※999円は当時の販売価格です。(2014年12月注釈追記)